
そこで、
本記事では、2019年2月に医学雑誌Human Reproductionにてハーバード大学の研究発表を元に、大麻が精子に悪影響を及ぼすのかについてまとめています。
大麻は精子に悪影響を及ぼすのか?
今までの研究では、大麻の使用は精巣で作り出される 精子の数を減らし、成熟するときの精子の運動性を減らす と言われていました。
大麻を週に3回以下使用した場合、3日後に精子の産生は正常に戻り、大麻が週に4回使われるならば、5〜7日かかります。大麻が毎日使用されている場合は、10〜15日かかります。大麻が1日に複数回使用される場合、それは1〜2ヶ月かかります。


しかし、世界的にCBDの露出や大麻が合法化された国が増えたりしていく中で、さらに研究が進み新たな見解が出てきているようです。

結局、大麻によって精子は増えるのか
データを集めるため、ハーバード大学のチームは2000年から2017年の間にマサチューセッツ総合病院出生センターに登録した662人の男性から合計で1,143件分もの精液サンプルを採集しました。
登録した662人のうち、365人が大麻喫煙者で、297人が非喫煙者になります。
この研究結果では、大麻を喫煙していると回答した男性は、非喫煙者よりも「精子濃度」が高いということがわかり、 大麻喫煙者は精液1mlあたりおよそ6,270万個の精子を発見しました。これに対して、非喫煙者の精子の数は1mlあたり4,540万個でした。
世界保健機関では精子数の「正常」レベルの数値は1mlあたり1500万以上が正常上限値とされていて、この値を下回ったのは人数は大麻喫煙者が5%、非喫煙者は12%という結果になりました。
さらに、大麻喫煙者の男性ホルモン「テストステロン」の検査も行ったところ、テストステロン濃度の上昇と関連していました。
しかし、元々大麻は危険と言われていて違法なものだったので、テストステロン値が高い男性ほどリスク追求行動を起こす確率が高いともわかっており、大麻の喫煙、精子数、テストステロン値の間に見られる関係は、テストステロンが通常より高い男性は精子数が多く大麻を吸う可能性が高いからだという指摘もあります。
内在性カンナビノイドシステムは、生殖能力を調節する役割を果たすことが知られているので、大麻が何らかの方法で精子の生産に役立つかもしれない 可能性が出てきており、低いレベルでの大麻の摂取は精子数が増加する傾向がありますが、より高いレベルで頻繁に摂取すると悪影響が生じることもあるようです。

3年前(2017年)からCBDにハマり、人生が好転した経験を持つ。
某ブラック企業で働き詰めの生活を送り、鬱なのかどうかわからない状態に陥り、とにかく毎日眠れない日々が続いていた時に、CBDと出会う。睡眠改善だけでなく、CBDのリラックス効果のおかげで、仕事でも成果がでるようになり、すっかりCBD信者へ転身。
「ヒトは、まず健康である事が大切だ」という考えがあり、その想いを伝えるためにも、現在ではCBD/カンナビジオールの存在を世に広めたいという信念を持つ。
